本文へ移動

ご挨拶

代表者あいさつ

当社の創業は1930年(昭和5年)に創業者(永井千盛1903〜1997)により、とび業を興した事が始まりであり、2022年で創業92年を迎える事が出来ました。
 長きにわたり多くのお客様から土木・建築構造物の基礎の部分を担当させて頂き、数多くの工事を施工させて頂いております。

 創業期にはとび請負業として重量物運搬・家屋、工場等の建て方・家曳き・そして杭打ち等のとび仕事を行っていたと聞いています。
戦前や戦後間もなくの頃の杭工事は現在の杭打機のような機械は存在しないため、今で言う杭打ち櫓(やぐら)を用いて、滑車を利用し最初は人力にて「もんけん」(分銅)を吊り上げ、それを自由落下させるエネルギーにより木の杭(松杭)等を打ち込んでいました。
  戦後しばらく経つと当社ではその後、櫓(やぐら)は形を変え当社ではフレーム式杭打機と呼んでいますが、レールにより移動できるフレームに櫓(やぐら)に今で言うリーダーガイドを組み付けた杭打ちフレームのような機械を製造し現場にてレールを敷き替えながら移動し杭打ち施工を行ったと聞いております。現在の杭打機の原型となるその次の世代のクローラ(キャタピラ)が装着され自由に移動が可能な杭打機(現在で言う懸垂式杭打機)が使用されるようになるまで長い間レールを敷き替えながら移動し杭を打ち込んでいたそうです。

 令和となり、色々な条件下での工法が要求されそれに伴い特殊な機械・機種が必要となっており、それに対応できる様努力してまいりました。
当然のことながら大径化・大深度化、あらゆる地質への対応がもちろんの事、狭隘な現場条件下での地中構造物・障害物の低振動・低騒音での破砕・撤去の要求が増えております。
当社ではコンパクトな中でもパワフルな日本車両製のチュービング装置(全旋回機)RT-120SLとKOBELCO建機のテレスコピッククローラークレーンTK550GSB(有効高さ約6mにて短尺ハンマーグラブでの施工が可能)を導入しました。
低空頭条件や狭隘エリアであっても短尺のハンマーグラブを用いて障害物の除去や場所打杭の施工またはエコパイル(羽根付鋼管杭)の施工が可能となりました。
今回55t吊りと65t吊りのテレスコピッククローラークレーンを導入し両機種共にAVOLON社製のリーダー(GV330・CR330)と油圧オーガー(AG6000・AG8500)をセットできる仕様としております。上記機種によりリーダーを用いたアースオーガー作業とダウンザホールハンマー施工が三点式杭打機を用いずに施工が可能となりました。
これにより、ダウンザホールハンマー作業は三点式杭打機ベース・最大150t級クローラークレーンによる総重量30tクラスの吊り下げ施工・リーダータイプでの施工・テーブルマシンでの施工とあらゆる方法が可能となっております。
そしてエコパイル(羽根付鋼管杭)の施工は最小軸径Φ100mmクラスから最大軸径Φ1200mmまで対応可能となりました。小径用の機種(DHJ-12)から大径の機種(RT-200HH)まで施工が可能となっております。
当社は現在杭工事・山留工事はもちろんの事、地中障害物に対する除去工事や、硬質岩盤への大深度施工へ重点を置いております。
 創業92年を超え、我々は更なる未来に対し、地質・環境・条件をよく理解の上、最適で最新の工種・工法を提案し、安全で品質の良い工事をお客様に提供させて頂く為に最大の努力を続けてまいりますのでよろしくお願い致します。

代表取締役 永井 邦雄
TOPへ戻る